SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS 別館

研究

今日は仏語文献の消化。

今日は、溜まっていた英語文献の消化とこれまた溜まっていた読了文献のノート作りで、一日が終わりました。

年表:近代フランス

前の年表は第三共和政限定で使い勝手が悪かろう、ということで、面倒くさいから一気につなげてみました。 もちろん、ソースはコレ。近代フランスの歴史―国民国家形成の彼方に作者: 谷川稔,渡辺和行出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2006/03メディア: …

中世の「社会」思想史

もう何度も読み返している「古典」ですが、やっぱりこの本は良いと思います。 ゴシック世界の思想像作者: 樺山紘一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1976/07/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「中世社会思想史」とでも言えばいいのでしょうか…

年表:対独敗戦から急進共和国へ

参考: 近代フランスの歴史―国民国家形成の彼方に作者: 谷川稔,渡辺和行出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る 個人的に、ミネルヴァのこの概説シリーズはまとめ方も上手く、かつ…

遅ればせながら、フランスの民俗学史を調べてみようかと思い、手元にある民俗学の入門書などをひっくり返していたのですが、どうも家にはその手の話をしている文献が無いらしいということが判明。 人類学でもそういった記述が見つけられなかった。 うーむ。 …

心機一転、今週から本格的に本業に取り組み中。

 『回顧と展望』

さて、この時期は毎年恒例、昨年の歴史学会を総括する『史学雑誌』の回顧と展望が出されました。 個人的に気になったものを、いくつかメモ代わりに。 「総説」では、以下の書物が紹介されていました。 戦後史 (岩波新書 新赤版 (955))作者: 中村政則出版社/…

ビーラー・ホラ*1で人様の戦い(報告)を見聞する

というわけで、久しぶりにビーラー・ホラに行ってきました。お目当ては、かわいい後輩(笑)の学会デビューを見守るためです。 とにもかくにも、お疲れ様です。 あまり時間がありませんでしたが、13世紀教皇研究の俊英ともお話できてよかったです。 今度はじ…

最近立て続けに狙っていた文献が悉く入手不可に…。古書サイトで2巻で8千円?安いよ、前に見たとき2万くらいだったよ?!と思って、即注文した次の日、残念売り切れメールが…。これは痛いっす。論文集なんで使うところだけコピーすりゃいいのですが、惹か…

今日も珍しく大学で調べもの。しかし、足が痛くて困った。

 科学史学会

なるものに初めて参加しました。 所用で、一発目の「給水塔」氏の報告しか聞けませんでした。午後の報告も聞いてみたいのがあったんですけど。 「給水塔」氏の報告は、非常に興味深かったです。氏に挨拶と2、3愚問をしてみたかったのですが、こちらの時間…

発表後、色々悩みましたが、やはり初めに決めた道を進んでいこうと思います。というわけで、これから思い当たるブツたちを再調査&蒐集しないといけません。お金があれば、もう少し詰められるかもしれない部分もあるんですが、これは仕方が無いので、無いな…

メモ:中世の聖書注解についての文献入り口

まず基本はこれのよう。 G. Dahan, L’exégèse chrétienne de la Bible dans l’Occident médiéval, XIIe-XIVe siècle (Paris: Édition du Cerf, 1999). あとこれ。 The Implications of Literacy: Written Language and Models of Interpretations in the 11t…

 メモ:聖書注解の歴史

中世における聖書の注解 glose は様々に行われてきたわけですが、中でも12世紀以降、パリのサン=ヴィクトル学派が聖書学究においてその光彩を放つのは有名ですよね。ここで聖書の釈義法が練り上げられ、いわゆる「4重の解釈」を教皇インノケンティウス3世が…

 メモ:中世における聖書の使用

前にラヴジョイ氏が Smalley について言及されていたので。今日は中世における聖書に関する研究の入り口について、ちょっと自分のメモがてらに。 僕もこの領域はまだまだ不勉強なので。 ラヴジョイ氏が挙げている通り、まず何といってもやはりこれでしょう。…

 『中世史研究者のアトリエ』シリーズより

軽くメモがてらに。 この L'atlier du médiéviste のシリーズは中世史研究者入門用なのですが、個人的に1、2位を争うほどお気に入りな巻がコレ。↓ Berlioz , Jacques . et al . , Identifier sources et citations (L’atlier du médiéviste 1 ; Paris ,199…

 発表

コテンパン。 大変です…

久しぶりに。突然ですが、フランシスコ会総長、ボナヴェントゥラ (St. Bonaventure, 1221-1274) の説教を初めて読む機会がありまして。 ちなみに、僕の留学先だった都市にボナヴェントゥラを埋葬した教会があります。といっても、16世紀のユグノーによって、…

フリードリヒ2世の宮廷における科学

昨日の世界遺産絡みで。 単なるメモですが。 中世文化史系の雑誌の中でも、個人的に一番好きな雑誌、Micrologus より。http://www.sismelfirenze.it/micrologus/ H さんのサイトに8巻まで目次が掲載されているやつですね。 この雑誌、東京じゃ入れてくれる大…

久しぶりに読み返す。 やはりお勧め。 Vauchez , André . , La spiritualité du Moyen Âge occidental VIIIe - XIIIe siècle (Paris , 1975 , rep . 1994) . Introduction I. Genèse de la spiritualité médiévale (VIIIe siècle-début du Xe) 1. Retour à l…

年明けに発表要旨提出締め切りがあるので、ここ数週間そのための準備をちまちまとやっております。んが、けっこうしんどい。そんなわけで、クリスマスも正月もこの作業で終わりそうな予感。さすがに1年以上もご無沙汰なので、実家にも久しぶりに帰りたいんで…

執筆作業。というかその前段階。あーでもない、こーでもないと「設計図」をいじくりまわす。

Aスマッチ殿、忙しい中、調べてくれてありがとうございます。やっぱりこの時代はフランス出身者圧倒的に少ないっすね。できれば出典も教えてくれると助かります。 これバリアーニからかな?

 CCCM 訂正情報

昨日、哲学科の図書室でPLついでにチェックしたら、以下のものは刊行されていることを確認。 Petrus Cantor , Verbum abbreviatum (recensio longior) . Stephanus de Borbone, Tractatus de diversis materiis praedicabilibus . の一巻目。 さーっと眺めた…

 どーなってるのよ!? CCCM !

というわけで、中世史学徒にとっては常識中の常識な、ベルギーの Brepols から出ている一大史料集成 Corpus christianorum シリーズから。http://www.corpuschristianorum.org/series/cccm_preparation.html いつになったら校訂版をだしてくれるのやらとちと…

とりあえず、今出来る作業をちまちまこなす。

朝から昨日の続き。 なにやら逆に火を点けてしまったらしいので、こちらも尚更精進せねば。 うーむ、形は見えつつあるけれども、まだまだやることが多いな。 当面のチェック事項:Part 1 家にある RLS データから、Pentecoste のテーマを全部洗い直し。 それ…

風邪とはいっても寝てられないので作業。いいかげんレジュメ作りを本腰入れないと。

というか、人さまの研究を聞きに行く。 クソ忙しいながらも、脱ひきこもりも兼ねて、ES研に出席するべく駒場へ。学部以来の上陸なせいか、最初迷った。あんなきれいな棟があるとは知らなかった。パワポの発表にちと憧れがある人なんで、楽しく拝聴。 発表者…