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2006-05-01から1日間の記事一覧

ゆっくり読めるのはいつの日やら… 聖なる暗号 (ハヤカワ文庫NV)作者: ビルネイピア,Bill Napier,三角和代出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/03/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る

メモ:中世の聖書注解についての文献入り口

まず基本はこれのよう。 G. Dahan, L’exégèse chrétienne de la Bible dans l’Occident médiéval, XIIe-XIVe siècle (Paris: Édition du Cerf, 1999). あとこれ。 The Implications of Literacy: Written Language and Models of Interpretations in the 11t…

 メモ:聖書注解の歴史

中世における聖書の注解 glose は様々に行われてきたわけですが、中でも12世紀以降、パリのサン=ヴィクトル学派が聖書学究においてその光彩を放つのは有名ですよね。ここで聖書の釈義法が練り上げられ、いわゆる「4重の解釈」を教皇インノケンティウス3世が…

個人的に、中世なんぞやっているからなのかどうかわかりませんが、美術はまず「読むもの」であり、「観る」のは二の次という習性がついているように思います。 まったく基礎知識なしで観たとして、はたして自分がそれを観れたのかどうかかなり心許ないです。…

トリビア

今日はメーデーでもスズランの日でも、聖ヨセフの祝日でもありませぬ(ちなみに、14世紀のパリでは使徒聖フィリポと小ヤコブ)。ジャック・ド・ヴィトリの命日(m. 1240)でございます。