メモ：中世における聖書の使用

前にラヴジョイ氏が Smalley について言及されていたので。

今日は中世における聖書に関する研究の入り口について、ちょっと自分のメモがてらに。
僕もこの領域はまだまだ不勉強なので。

ラヴジョイ氏が挙げている通り、まず何といってもやはりこれでしょう。

The Study of the Bible in the Middle Ages

あとは、これですか。

The Gospels in the Schools, C. 1100-C. 1280 (Hambledon Press History Series)

それから、仏語圏ですと、

• Riché, Pierre . et Guy Lobrichon dir., Le Moyen Age et la Bible (Paris: Beauchesne, 1984). [Bible de tous les temps, 4]

この界隈ではマストの論文集のようです。このLobrichon がどうやらフランスにおける中世聖書研究では筆頭みたいですね。

• Bogaert, Pierre-Maurice dir., Les Bibles en français. Histoire illustrée du Moyen Age à nos jours (Turnhout: Brepols, 1991).

フランス語訳聖書の歴史。まずこれから。

• Vernet, André., La Bible au Moyen Age. Bibliographie (Paris: Editions du CNRS, 1989).

これも重要なようですが、現在在庫切れみたいです。

• Lobrichon , Guy . , La Bible au Moyen Âge (Paris , 2003) .

これもいい入門だと思います。

これははまぞうで出てこなかったのですが。

• The Early Medieval Bible. Its Production, Decoration and Use, ed. Richard Gameson (Cambrdige, 1994).

最近初期中世の聖書の使用についての研究が盛んみたいですね。

とりあえず今日はこの辺で。