史料つまみ食い
まったく本業ではない古代史から。 しかもローマ史と中国史とのコラボ(笑)。
西洋中世史学徒必読の書の一つ、レオポール・ジェニコ(森本芳樹監訳)『歴史学の伝統と革新‐ベルギー中世史学による寄与‐』(九州大学出版会、1984年)、「付録Ⅰ 中世文献史料用語解説」より。 歴史学の伝統と革新―ベルギー中世史学による寄与作者: レオポ…
ある式典の日に、いまの院長のまえの院長ゲーファルトさまが、修道会集会でわれわれに説教をなされた。ところが、大部分の者が、とくに改宗者たちが眠っていることに気づかれた。それどころか、なかにはいびきまでかいているものもいた。 そこでゲーファルト…
ふらんすさんで取り上げられるエスニック・ジョーク?を読んで。 中世でも「エスニック」・ジョークというか、natio な悪口があります。 まぁそもそも中世で「民族」ってどうなの?という突っ込みが当然入ってくるんですが、何というか、「生まれた土地」に…
ひさしぶりに。 トマス・アクィナスの死後、ベルナール・ギィが著したトマス伝と、列聖審査記録におけるチェラーノのトマスの証言。 ベルナール・ギィもチェラーノのトマスも有名人ですなぁ。 しかし、チェラーノのトマスがトマス・アクィナスと面識あったの…
ということで、18禁(笑)。以下はの引用はここから。 アルノー・ドゥ・ラ・クロワ(吉田春美訳)『中世のエロティシズム』(原書房、2002年)(de La Croix , Arnaud . , L'erotisme au Moyen Age , Paris , 1999) . それから彼女を強く抱きしめ、 その優…
聖母とヨゼフの画をここかしこからながめているうちに、連中の一人がジョットにいった、 「ねえジョット、いったいぜんたい、なぜヨゼフはいつもこんなに憂鬱そうに描かれているのだろうか。」 するとジョットは答えた、あたりまえじゃないか。かれは花嫁の…