菊池良生『傭兵の二千年史』
- 作者: 菊池良生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/01/18
- メディア: 新書
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完全な別件で調べる必要がでてきたので。
軍とか傭兵とか全く興味関心無いのに読む。
傭兵話になると近世以降、スイスとかドイツという先入観がさらに触手が伸びない要因だった。
著者はオーストリア文学が専門。
近代ナショナリズムの仕組みを逆説的に照射することを問いとしたのが発端らしい。
しかしそれが成功しているかはわからない。
個人的に傭兵でやるなら、別のコンテクストというか問いで行った方が面白そうな気がする。
まあ、2002年の本だからかもしれない。
あと、人名・地名、その他諸々のターム等、表記が色々気になって困った。
いずれにせよ、新書で傭兵の歴史2千年を手っ取り早く押えることができるのはありがたい。
一応参考文献も挙がってるし。