SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS 別館


ついにでますか。
これから西洋中世史学徒必携になるんでしょうね。
『ゴシック』のライヴァル出現?!なんちって。


東京大学出版会


高山 博・池上俊一 編
西洋中世学入門

A5判 384頁 税込3990円/本体3800円
ISBN4-13-022019-5
中世ヨーロッパの史料に関する情報と,それを読みとくための技術・知識を1冊に収録.暦学,度量衡学といった史料を正確に読むための歴史補助学もふくめ文字史料の研究方法を体系的に整理,さらには画像史料や考古史料をも射程にいれる.西洋中世世界に関心をもつ人たちすべてに必携の書.


〈主要目次〉
序 論 西洋中世学の世界(高山博・池上俊一
第一部 西洋中世研究に必要な技術と知識
第1章 古書体学・古書冊学(千葉敏之・岡崎敦)
第2章 文書形式学(岡崎敦)
第3章 碑文学(岡崎敦)
第4章 暦学(池上俊一
第5章 度量学(山田雅彦)
第6章 古銭学(城戸照子)
第7章 印章学・紋章学(岡崎敦)
第8章 固有名詞学(千葉敏之)
第9章 歴史図像学(小池寿子)
第10章 中世考古学(堀越宏一)

第二部 西洋中世社会を読み解くための史料
第11章 統治・行政文書(佐藤彰一
第12章 法典・法集成(直江真一)
第13章 叙述史料(有光秀行)
第14章 私文書(徳橋曜)
第15章 教会文書(甚野尚志・印出忠夫)

アペンディクス
第一部 1 研究入門/2 学術専門誌/3 文書館・図書館/4 辞書・事典類
第二部 1 暦/2 度量衡・貨幣/3 人名対照表/4 地名対照表



根占先生連発ですな。
11月か。


創文社

共和国のプラトン的世界

副  題 イタリア・ルネサンス研究(続)
シリーズ
著訳編者 根占 献一 著 (ネジメ ケンイチ)

著者紹介 学習院女子大学国際文化交流学部教授

本体価格 320頁  5,300円[近刊未刊]

刊行年月 2005年11月

ISBN 4-423-46060-2   c3022

内  容 古代のレトリック、弁論の伝統を受け継ぐ中世では、弁論術が書簡作成に応用された。ところが、キケロや小プリニウスの書簡発見は、新思想・新感情を織り込む自由な自己表現をルネサンス書簡に与えることになる。フィチーノヒューマニズムの先達、ぺトラルカ以来の書簡文学の系譜に属しながら、プラトン主義を基盤に形而上学的内容に富む、夥しい数の書簡を認めた。人間関係を教えるこれらの書簡から、ルネサンスの思想的特質を読み解く。他方で、彼の同時代人リヌッチーニのなかに共和政的自由の喪失を嘆く声を聴き、改めて前著『フィレンツェ共和国ヒューマニスト』で扱った主題に立ち返る。そこではメディチ家中心の政治が進展し、誇り高い市民が従属を強いられ始めていた。権力者ロレンツォ・イル・マニフィコの死後、同国が国際関係に翻弄されるなか、独立不羈のルチェッライは政治と文化の調和を図ろうとする。

目  次 第1章:フィチーノプラトン・アカデミーの社会 第2章:市民社会におけるフマニタス概念 第3章:フィチーノとロレンツォの幸福論 第4章:メディチ体制とリヌッチーニの『自由をめぐる対話』 第5章:プラトン・アカデミーからオルッティ・オリチェッラーリへ 結語 付論:フィチーノ書簡「歴史礼賛」と近代的思惟


そういえば、ズムトールの『世界の尺度』はまだ出ていないのでしょうか?法政大学出版局さん?