『数量化革命‐ヨーロッパ覇権をもたらした世界観の誕生‐』
- 作者: アルフレッド・W・クロスビー,小沢千重子
- 出版社/メーカー: 紀伊国屋書店
- 発売日: 2003/10/29
- メディア: 単行本
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この人ちょっとはじめに物語ありきというか、後出し気味というか、ちょっとずるい感じがします。
しかし、時間・空間・数学において、数量化というものがいかなる形で展開していったのか、古代、中世、近世にかけて眺め、
そしてその数量化を受けた視覚化が、音楽・絵画・簿記というファクターでいかに活用されていったかを列挙していく所は普通に面白いです。
個々の事例では参考になる箇所も多々あるんですけどね。
僕の全体としての感想は悪くは無いです。
ちょっと僕の関心と被る所があったんで少し焦りましたが、まだまだやれる所はありそうだということが分かりました。