SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS 別館

僕の悪い癖で、昼夜逆転生活が起きてしまってます。

昼間に出かけられなくなるから困るんですよねぇ。


何とか夜眠くなるように本を読んでいるんですけど、こういう時に限って面白い本を読んでしまい、つい時間がたつのを忘れてしまいます。
それで気がついたら朝になってると。


今はなぜか 『グノーシスの薔薇』を読み始めています。
やっぱり面白いではないか。
16世紀ローマの退廃っぷりと、宗教的不寛容が蔓延る様、異端審問とフリーク(見世物)、畸形とグノーシス、なかなか示唆に富む設定です。

こういう歴史の読み方はちょっと思いつかないよな。
歴史小説を読むと、自分の想像力というか、歴史を読むセンスの無さっぷりにほんと嫌になってくることがままあります。
今回もまた打ちのめされています。

ただ、どうでしょう?
普通に何の知識も無くこの本を読んでいたら面白いと思うかというと、ちと疑問。
それに男色とか、当時の性風俗みたいなものに対して潔癖な方だと引いてしまうのではなかろうかと。

僕は幸か不幸か、退廃とか欲望とか、俗の世界が大好きなんで全く問題にならないんですけどね。
逆に潔癖な方が引くタイプ。