永田諒一『宗教改革の真実』

宗教改革の真実 (講談社現代新書)

著者は岡山大の宗教改革期を扱う先生。
そういえばこの前の学会のシンポで司会されてましたっけ？

15−16世紀ドイツ地域の宗教改革期における宗教と社会をダイジェストに見るというかたち。
このテーマで入門としては手ごろでいいのでは。

ただ、個人的に思う「なぜ」というものに対して
それなりの解答を与えてくれているものではないので
その辺はやや物足りなし。

あとつまんないことですが、用語等でやや違和感感じるところあり。
やはり「教皇」でしょう。