ウンベルト・エーコ：『物語における読者』

物語における読者

エーコ作品の十八番、講義の書籍化。
というわけで議論は追っかけやすい。

大体この本で済むな。
ただし、一切用語の解説・訳注や研究史上の意義・位置づけについての解説が無いので、全くこの手の話し知らない人にはすべてがちんぷんかんぷんになる可能性大。

しかしエーコって凄いねぇ。

訳語がイマイチ？な箇所がいくつか。
たぶんフランシスカン聖霊派を指しているだと思うんだけど、「スピリチュアル修道士」って訳初めて見た。