マティアス・マルティネス/ミヒャエル・シェッフェル『物語の森へ‐物語理論入門』
寝かしてた読了モノから。
ここで取り上げるのは久々の文学理論系。
- 作者: マティアスマルティネス,ミヒャエルシェッフェル,Matias Martinez,Michael Scheffel,林捷,生野芳徳,末永豊
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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概念の説明、事例との対応などが丁寧に示されていて、さっくり読めました。
基本、虚構的物語の分析がメインなので、本業からしたら使えるような使えないような話もあり。
個々の概念による分析の解説はよしとしても、その概念によって得られる「効果」という点については、僕のような素人には一見するとわからないのではないかと。
入門といいつつ、ある程度文学理論を齧っている人向けなのでは。