梵天丸もかくありたい

何がって、ジョン・ディーの猛学究熱に。

私はたいへん熱心に勉学に没頭していた。この時代の私は次のような規律をまもって、それを破らぬようにした。すなわち毎夜4時間の睡眠しかとらぬこと。毎日飲食（とそのあとの休息）には2時間だけみとめる。残りの18時間は（礼拝式に出かけて礼拝する時間をのぞけば）、研究と学習に費やしたのであった*1。

ディーの学生時代の話。
しかし、訳では『精霊日記』とあったが、原語何？

留学中、さすがにここまではとてもとても無理だけど、結構びっくりするくらいはかどった記憶がある。
たぶん、珍しく禁欲的生活を送っていたせいだと思うけど。

しかし、近世に限らず、中世人も恐ろしく勉強する奴はするのよね。
研究に関して、あちらの人間のタフさ加減の淵源はこの辺にあるのかと思ったことも。
まあ、気候の要因も結構大きいとも思ったけども。

世界劇場 (晶文全書)

*1:フランセス・イエイツ（藤田実訳）『世界劇場』（晶文社、1978年）、14頁。