SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS 別館

id:nihongo さんの記事から。http://d.hatena.ne.jp/nihongo/20051022


女性司祭の議論を取り上げています。

しかしこの本すごそうだな。

女性はなぜ司祭になれないのか (世界人権問題叢書)

女性はなぜ司祭になれないのか (世界人権問題叢書)


しらなかったけど、古代末期・中世の議論を見てるのかと錯覚を起こさせてくれます。

しかし、中世でも、いわゆる「女性神秘家」たちの霊性は、こうした議論を超えた展開をしますし、マグダラのマリア崇敬の高揚とかを考えると、こりゃかなり「固い」議論なんじゃないの?と思っちゃいます。

まあ、「権威」テクストだけを使って議論を組み立てれば、「固く」なってしまうのかもしれません。
現代の神学で「権威」というのがどう位置づけられているのかよくわかりませんけどね。

「ありえたかもしれない道」を模索するっていうのは、神学の議論上無しの方向で対応するということなのでしょうか。


僕は信徒ではないですから、外野がどうこういうつもりもありませんが、色々な意味で興味深い。