読書会
おそらく次ぎやる候補は以下のどれか。
- 作者: Caroline Bynum
- 出版社/メーカー: University of California Press
- 発売日: 1984/06/13
- メディア: ペーパーバック
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バイナムの確かデビュー作。
『母としてのイエス』っていうのは12世紀から広がる神秘主義の潮流。
他に12世紀における「個人」の問題を扱った重要論文など。
Fragmentation and Redemption: Essays on Gender and the Human Body in Medieval Religion (Zone Books)
- 作者: Caroline Walker Bynum
- 出版社/メーカー: Zone Books
- 発売日: 1992/09/09
- メディア: ペーパーバック
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バイナムの論文集。
かなり面白いものが多くて重要。
- 作者: Caroline Walker Bynum
- 出版社/メーカー: Columbia Univ Pr
- 発売日: 1996/02/01
- メディア: ペーパーバック
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Holy Feast and Holy Fast の続編に当たる研究。
身体の復活という問題は、中世人にとって、どこまでが「私」なのか、
つまり、アイデンティティに関わる問題となっていったのかを議論する。
基本的にバイナムの一貫したテーマはこのアイデンティティという問題にあると見てよいかと。
他にも最近幾つか彼女の研究あるけど(狼男などでメタモルフォーゼとアイデンティティを扱ったやつとか)、たぶんこの辺りがマストになると思われる。
一応ここに挙げた研究すべて読んである者としては、最後の『身体の復活』をやりたいんだけど、どうなることやら。