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今年上半期最高傑作とフランスでは評判の研究。

Lauwers , Michel . , Naissance du cimetière : Lieux sacrés et terre des morts dans l'Occident médiéval (Paris , 2005) . 『墓地の誕生：西洋中世における聖所と死者の地』

ロウェルス（と発音するらしい）は、ベギンと説教師絡みでよくお世話になっていたんだけど、どうも本業は死と記憶と社会がテーマらしい。
こちらの研究もかなり刺激的だった。

Lauwers , Michel . , La mémoire des ancêtres , le souci des morts : Morts , rites et société au Moyen Âge (Paris , 1997) .　『祖先の記憶、死者の世話：中世における死、儀礼と社会』

そういえば、留学中に顔を出した研究者会議でも、Jacques Rossiaud がアルルのアリスカン Les Alyscamps（古代ローマの墓地）と都市と水と記憶みたいな発表をしていた。

大分前にコピーしてたの忘れてた。

Rosenwein , Barbara H . , " Y avait - il un 'moi'au haut Moyen Âge " , Revue historique , cccvii ; 1 (2005) , pp . 31 - 52 .
「初期中世に‘私’はあったか」