ベルギー象徴派展
というわけで、帰国後初?の渋谷文化村へ。
お目当てのジャン・デルヴィルの『サタンの秘宝』が来ていなかったのとヤン・トーロップの作品が1作しか来てなかったのが残念。
けど、デルヴィルの『死せるオルフェウス』はウレシ。
全然知らなかったのが、クノップフの風景画。こっちの方が個人的に好きかも。
しかしですね、自分の無知を敢えて曝すと、この時代、つまり19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパのオカルティズムって、日本の歴史研究でまともに扱ってきていないように思うんですけど。どうなんでしょう?
イギリスの心霊主義は翻訳とか出てきているみたいですし、ドイツも少しある感じ。
でも、フランス・ベルギーのオカルティズムって日本にはあまり情報が入ってきていないように思うんですよね。
美術史とか文学史では触れられているようですが、歴史学からはやられていないように感じるんですよ。
自分がフランス近代をやるならここやりたい。
高校時代、グルジェフとかに中身もよく分からず惹かれた人間としては、この狩場が気になるわけですよ。
いやー、何で中世やってるんだろ?
おまけ。これが見たかったのです。