このクソ忙しい時に
観てしまいました。僕にしてはかなり珍しく。
それだけ逃避がいっちゃってるってことですね。
『世界の中心で愛を叫ぶ』
『グラディエーター』
両方とも何を今更というラインナップ。
とりあえず去年やたらウケタ日本映画ということで、それとヒロインが話題だったらしいから。
感想は、「え〜?」っていう感じ。
物語の世界が悪い意味で閉じてるし、白血病の人の気持ち考えたことある?何てヒロインが言ってますが、そもそも白血病で物語作っているこの映画自体はどうなんですかね?
病気を使って物語作ることに対して何か違和感を感じるんですよね。
スーザン・ソンタグの『隠喩としての病』が思い出されます。
ちなみ僕が高校の頃、従姉を白血病で亡くしてます。
だからと言ってこの映画がとやかく言うつもりもありません。
ただ僕は、病は病。それ以上でもそれ以下でもない。
そこに物語を求めるつもりもないし、作る気も無いということだけです。
ヒロインの子は良かったです。
あと男の子の方は大変よね。走ること多くて。若いなぁと。
すっかりオッサンの発言ですな。
『グラディエーター』は、まぁやっぱりハリウッドよね、という感想。
だからこれでいい。
色々歴史設定につっこみどころはあるんですけどね。でもよくできてる。
「ローマのために」とか「ローマの栄光のために」なんていうセリフ言わせるところがアメリカのやなところ。
そんなこと当時の連中思ってるかってのって突っ込みを入れたくなります。
言ってることが近代国民国家的なのよね。
無論中世にもありましたけどね。「祖国のために死ぬ」というフレーズは。ただ文脈が違う。
それと皇帝と剣闘士が闘うことって、ネロの時ぐらいでしたっけ?もっとありましたっけ?
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