SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS 別館

だったことを知らず、今日は普通に大学図書館に行こうとしてました。

うちのカレンダーはおフランス暦だったものですから。
天皇誕生日なんてありません。

一応図書館はやっていることは確認しましたが、通常開館時間ではないのでやめて神保町にお出かけ。

案の定、古本屋も休みな店が多く、あまり沢山見て周れませんでした。

でも一応一冊だけゲット。

魂について (西洋古典叢書)

魂について (西洋古典叢書)

これは前から欲しかった。色々訳は出ているんですが、このシリーズで欲しかったんです。
アリストテレスの中で最も難解とされ、なおかつ、古代から近代、現代に至るまで、常に論じられ続けた重要書物。

「心」とは何か、「私」とは何か、「生きる」とは何か、こうした根本的な問題を西洋で初めてまともに問いかけた作品。

僕のやっている13世紀にこの作品は非常に問題になった。
中世人のアイデンティティーに影響を与えた一冊。


実は昨日、大学で読書会をやった後、帰り道によく寄る人文系に強い本屋で以下のものもゲットしてました。

アッシジのフランチェスコ

アッシジのフランチェスコ

読書会で少し話題になっていたので、いい出会いだと思いまして。


結構フランチェスコの本はあるんですけど、邦訳で中世史家が書いたものはたぶんこれが初なのではないかと。
註もないし、はっきり言って一般向けの読み物なんですが、それでも一番新しいフランチェスコ研究なんで。


あとは帰宅して集めた論文を幾つか読み漁ってました