2007-09-12 斎藤美奈子:『文章読本さん江』 まむが・読み物 文章読本さん江作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2002/02メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (62件) を見る 帯の通り、ほんとに「ごめんあそばせ!」って感じで文章読本というジャンルを一蹴。 このジャンルの大半がオヤジの自慢話だということだね。 歴史的コンテクストをきちんと調べて上手く整理してくれているので便利。 文章読本の系譜=近代日本の国語教育(言葉の国家管理/言葉の民主化)の問題でもあり、印刷出版文化が生み出す言葉をめぐる権力装置の問題でもあるということ。 レトリックについても言及があるのがよろし。 しかし一言で表現するのが上手いよねぇ。