新刊じゃないですが

ずっと気になってるけど未だに入手してない文献。
単にゲットする優先順位が低いだけなんですけど。

Medieval Women's Visionary Literature

女性の神秘霊性ですから、幻視 vision 文学を残すものが多数あるわけです。
その基本文献。

The Soul As Virgin Wife: Mechthild of Magdeburg, Marguerite Porete, and Meister Eckhart (Studies in Spirituality and Theology, Vol 1)

超有名幻視者3人にフューチャー。

Choosing Not to Marry: Women and Autonomy in the Katherine Group (Studies in Medieval History and Culture)

The Virgin and the Bride: Idealized Womanhood in Late Antiquity

古代末期の女性性。
関係ないけど、この人の最新刊

Religion, Dynasty, and Patronage in Early Christian Rome, 300?900

も気になる。

Redeeming Men: Religion and Masculinities

宗教と男性性の論文集。

‘Begotten, Not Made’: Conceiving Manhood in Late Antiquity (Figurae: Reading Medieval Culture)

古代末期の男性性研究。

Masculinity in Medieval Europe (Women And Men In History)

中世の男性性。

Medieval Masculinities: Regarding Men in the Middle Ages (Medieval Cultures Series)

同じく。
これは中の論文いくつかをチェックしたい。

他にいくつか気になるものがあるですが、とりあえず手元にあったカードをひっくり返したらこんなラインナップになってました。

大体1990年代後半以降から、特に英米圏を中心に中世ジェンダー研究は男性性研究で活発化しているようです。
この辺の研究の総括というか展望というのが Speculum でなされていましたよね。

単に僕の無知なのでしょうが、この領域って仏・伊の研究者ってあんまり知らないんですよね。
いることはいるの知ってますけど、そんなに多くないような。
あっちの修論・博論クラスでちらほら見かけることはありますが。