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- 作者: ミシェルヴィノック,Michel Winock,塚原史,立花英裕,築山和也,久保昭博
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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概要
「知識人は」終わったのか!?
20世紀――それは、2つの世界大戦を生み、社会主義・共産主義・ファシズムといった様々な思想の栄枯盛衰が起こった百年だった。この間、世界に多大なる影響を与えたフランスの知識人たちは、どのように思考し、議論し、行動したのか。ドレフュス事件からサルトルの死にいたるまでの彼らの歴史を、バレス、ジッド、サルトルの3人を軸に幅広く細密に描き出す。
本書は、19世紀末のドレフュス事件のゾラと国粋主義者バレス、両大戦間の進歩的知識人ジッド、戦後アンガージュマンの英雄サルトルを経て1990年代のブルデューあたりまで、フランス知識人の実像を、彼らの出会いと対決と訣別に迫りながら、時代の激流とともに生き生きと描き出した大河ロマンである。
メディシス賞(評論部門)受賞。
第1部 バレスの時代(バレス訪問;私は弾劾する;ゾラ裁判 ほか)
第2部 ジッドの時代(アンドレ・ジッド、「悪魔的な男」;ジョレス、レーニン、それとも…ガンジー?;シュルレアリスム革命 ほか)
著者紹介
ヴィノック,ミシェル[ヴィノック,ミシェル][Winock,Michel]
1937年生まれ。文学博士、国立パリ政治学院(略称シアンス・ポ)歴史学教授。フランスを代表する近現代史研究者として国際的に知られ、社会・政治思想史(ナショナリズム、反ユダヤ主義研究)で著名。『知識人の時代』で1997年度メディシス賞受賞