まだ選挙雑感
flapjack さんがこのように述べているhttp://d.hatena.ne.jp/flapjack/20050913が、
僕ごときから見れば、90年代どころか、80年代でも止まればいい方だと思ってしまう。
100年の失態(逆コース)になる道もまだ残されているような気がするわけで。
この結果に落胆するのではなく、もう覚悟するしかないという意見も分かる。
が、だ。
それでも拭いきれない気持ち悪さをどうしようか。
煉獄を経ないとダメってことか。
というか、そもそもこの煉獄は日本人に抜けきれるものなのか。
シャレになっていないパロディはもう沢山なんだけど。
ただ、今回の選挙で個人的に興味深いのは北海道の結果。
05衆院選ほっかいどう:民主1増8議席 自民4、風生かせず−−選挙区 /北海道
小泉構造改革のひずみが顕著な北海道の有権者は「非自民」の選択をした――。11日投開票が行われた衆院選で、道内12小選挙区のうち、民主は前回(7議席)を上回る8議席を獲得し、4議席の自民を大きく上回った。横路孝弘氏(1区)、鉢呂吉雄氏(4区)、鳩山由紀夫氏(9区)ら有力前職が当選を決める一方、2、7区などの激戦区も制した。自民は、幹事長の武部勤氏(12区)、外相の町村信孝氏(5区)ら党幹部・閣僚らが順当勝ちし、都市部では互角の戦いを演じたものの、全国で圧勝した勢いは北海道には及ばなかった。当日有権者数は464万240人、投票率は71・05%だった。
(毎日新聞) - 9月12日
投票率も71.05%と結構高い。
これでムネオ新党が公明より票を集める所も面白い。
そして社民が議席を伸ばし、共産が維持。
しょせん「僻地」と取れば、そんなんもんかと受け取ることもできるでしょう。
自分も北海道出身で、しかも生まれ育ったのは武部の選挙区(今は実家は移りましたが)。
もう何年も年に1回帰るくらいの滞在ですが、帰るごとに雰囲気が悪くなっているような気がします。
と同時に、内地(というか東京)への何か「怨念」みたいなものを感じたりすることも増えた感があります。
JRになったせいで、路線廃止が増え、移動は困難になっているのに、
ここに来て郵便局もかとなると、結構切実なのではないかと。
さらに今年は原油高。
これから来る冬は色んな意味で厳しくなるのでは。
何か、どんどん見捨てられている感が強まっているような。
しかもこれに札幌などの大都市とそうでない地域ではまた意識がかなりことなるわけで。
だから公明よりムネオに票が集まるのかもしれません。
追記:http://d.hatena.ne.jp/dpi/20050912/p1。ル・モンドでの評を紹介。
それと「ね式」さんから。http://neshiki.typepad.jp/nekoyanagi/2005/09/post_5074.html
ル・モンドは前から小泉には冷めた目で見ている(以前にもpro-américainとか書いちゃうくらいだし)。
暇を見つけてリベとかも見てみっか。